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薬師の乳イチョウ、田尻大嶺
(宮城県大崎市/2018年9月撮影)








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薬師の乳イチョウ /  幹が太い。 幹周りは8m以上あるそうです。



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薬師の乳イチョウ / 気根がいくつも垂れていました。



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薬師山柵跡の案内柱 / 「薬師の乳イチョウ」のそばに「薬師山柵跡」という案内柱がありました。 画像右の坂をのぼるとすぐ「薬師堂」(画像05)がありました。



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薬師堂(瑠璃殿) / 田尻大嶺にあった薬師堂です。 この薬師堂のすぐ近くにあるから「薬師の乳イチョウ」とよばれるんだと思います。



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田尻大嶺にあった案内板






【 宮城県大崎市 / 2018年9月 】


大崎市へ車で出かけたとき、田尻大嶺(たじりおおみね)という場所にある「薬師の乳イチョウ」を見てきました。

杉林のなかにある、とても太く、大きなイチョウの木でした。

樹齢600年という古木です。

気根がいくつもありました。

葉が茂っていたけど、9月なので、かすれた緑色をしていて、さほどきれいじゃありませんでした。

紅葉の時季か新緑の時季に見たら、もっときれいでしょうね。

その機会があれば、また画像を撮ってきます。

田尻大嶺で見かけた案内板には、単に「大公孫樹(おお いちょう)」とだけ書いてあるものもありました。

それもこの「薬師の乳イチョウ」のことです。






県指定天然記念物 薬師の乳イチョウ

主幹は地上4mの高さで8本の太い幹に分かれ、さらに直接に多数の小枝を出す。
幹から多数の気根が出て乳状に垂れ下がっていることから、母乳不足の女性に霊験があるとされ、信仰の対象にもなっている。
(現地の案内柱より)


薬師の乳イチョウ

本樹は田尻町大嶺薬師山の中腹に生育しており、樹齢は600年といわれている。樹高25m、幹周8.2m、枝張りは東西27m、南北25mであり、巨大な樹形を形成し、周囲を圧倒する巨樹である。主幹は地上約4mの高さで8本の太い幹に分かれ、さらに直接に多数の小枝を出し、旺盛な樹勢を保っている。
 幹から多数の気根が出て乳状に垂れ下がっていることから、母乳不足の女性に霊験があるとされ、甘酒を入れた竹筒を枝に供えるなど、信仰の対象にもなっている。 
 本樹は環境庁が1991年に編纂した『日本の巨樹・巨木林』によれば、宮城県の巨木551本の中で幹周が第8位に位置づけられている。
(宮城県OHPより)



大嶺村とお薬師様の由来

むかし藤原秀衡が大和国(奈良県)の修験道本山大峰山に対して、ここ大嶺山に奥州の修験霊場を開いたことによると云われている。(安永風土記) 大嶺山の薬師堂の境内にな保安年中(1120~24)に建立された天台宗日足山日吉寺があったと伝えられ、伽藍跡や山門跡・塔の跡が残るとある。薬師様は、大嶺1、2、3区の鎮守様であり、ご縁日は9月8日、本尊薬師瑠璃光如来、脇侍に日光・月光両菩薩・眷族として十二神将を従えている。人間に宿る種々の病気を治癒し寿命をのばすのを本願とする仏として信仰される。
山の標高は45米・南斜面には町指定天然記念物の大公孫樹(銀杏)があり、根元から1米の所で周囲6.2米・樹高25米・乳柱大小20数本、推定樹齢600年と云われる。西方小名三塚には、観音堂、諏訪神社、稲荷社等があり、山の東部丘陵地帯からは、かつて須恵器の瓶や椀、士師器の壺や破片・石鏃の原石も出土し、鐙目、布目瓦なども発見され、わが薬師の里の歴史の古さを物語っている。
(現地付近「田尻町第9行政区大嶺3区案内板」より)

追伸

文章の最後の方に出てくる「鐙目」というのは、何のことでしょうか・・・(汗)。

「あぶみめ」と読むのかな?!

屋根瓦の角の端とかにある丸い瓦のことかな?! それとも、古い時代にはあった何かなのかな?!

遺跡の出土品に詳しくないので、誰かもし知っていたら教えてください―――。




(画像保存設定、01~05:96、06:80)

[備考] 場所: 宮城県大崎市田尻大嶺 / 観賞: 自由(無料) / 駐車場: なし / トイレ: なし / ※これらは僕のかってな所見です

参考地図: 薬師の乳イチョウ



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