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鎌田翁銅像
(宮城県大崎市)
02わらじパレード / 画像右の大太鼓が先頭で、その後ろにつづいているのが奥の交差点で折り返し復路を移動している行列。 左側のは、奥の交差点へ向かっている往路の行列。
03わらじパレード /
04わらじパレード /
05わらじパレード /
06わらじパレード / 神輿の鎌田三之助のイラスト
07わらじパレード / 神輿の鎌田三之助のイラスト
08「鎌田翁銅像」前 / 画像右奥の紅白幕が「鎌田翁銅像」。 神輿団体ごとの銅像へ向けてのパフォーマンスをしているところ。
09「鎌田翁銅像」 /
10大わらじの神輿 /
【 2018年8月 / 宮城県大崎市 】
8月14日、大崎市の鹿島台(かしまだい)で行われた『鹿島台わらじまつり』に行ってきました!
祭りのなかで行われる「わらじパレード」というのを、いっぺん見物してみたかったんです。
鹿島台といえば「鎌田三之助(かまださんのすけ/1863-1950)」。
鹿島台村時代に村長だった、鹿島台の偉人です。
「鎌田三之助」が尽力したことで、鹿島台にたびたび水害をもたらしていた品井沼(しないぬま)が干拓され、現在の田園豊かな鹿島台になりました。
村長だった約40年間、給料をもらわないで働き、自分のお金で活動し、つぎはぎだらけの服にわらじ履きという粗末なかっこうで、村民の模範となるよう自らが節約する姿勢を貫いたといいます。
村民からは、尊敬と親しみの気持ちをもって「わらじ村長」と呼ばれたそうです。
祭り名とパレード名の”わらじ”も、そこからきています。
「わらじパレード」が始まったのは午前10時。
通行止めにした国道345号で、「鹿島台小学校」と「鹿島台総合支所」があるところ出発し、「鹿島台駅」付近までの約400メートルを往復しました。
直径1.5メートル以上ある大太鼓を先頭に、婦人会30人くらいの手踊り、長さ7メートルの大わらじの神輿2基、子供神輿15基くらいがつづく、全体で1000人ほどのパレードでした。
たぶん地区ごとに分かれているんだと思いますが、それぞれの飾り付けがしてある子供神輿は、「わらじ村長」をモチーフにしたものが多く、子供たちの描いたいろんな「わらじ村長」のイラストが見られ、鹿島台の祭りならではのおもしろさがありました。
「鹿島台小学校」入口にある「鎌田翁銅像」では、子供神輿の団体ごとに、銅像へ向けてパフォーマンスをする時間があり、子供たちが大きな声で「わらじ村長」へ感謝の口上をのべたり、三々七拍子で盛り上げていたりしました。
「わらじパレード」のあと、「鹿島台小学校」の体育館では閉会式が行われ、子供神輿の審査結果発表や餅まきがありました。
そのあと午後になってから「鎌田(かまだ)記念ホール」に行くと、普段は駐車場の場所が、屋台が20店くらいならぶ祭り広場となっていて、ステージイベントが行われていました。
僕はステージイベントの途中で帰ったけど、夜には花火大会があったようです。
『鹿島台わらじまつり』を見物して、鹿島台の人が持つ「鎌田三之助」への敬愛を知りました。
「鎌田三之助」という郷土の偉人の存在を通じて、先人への尊敬と感謝の気持ちを、鹿島台の子供たちへ受け継いでいるんだと思います。
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