川崎町 支倉
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今晩は、「瀧前のフジ」 のことを書こうと思います
。
今年(2009年)の5月中旬のことでした、宮城県南部の方面で藤の花が楽しめる場所を幾つか回って来たことがありました。
宮城県内での藤の名所と言えば、僕の知るところ子平町の藤(半子町の藤とも呼ばれる・仙台市青葉区)、古川の藤(大崎市古川の緒絶川沿い)、金蛇水神社の藤(岩沼市)といった場所があります。 どれもこのブログで書いたことがあるので、もし興味があれば是非見てみてください。 3ヵ所とも素晴らしいところです。
どうやらこういった真っ先に名の挙がる場所以外にも藤の花が楽しめる場所は色々あるようで、今年の藤の花観賞はそういった場所を散策してみたいと思い、一日中車を走らせながら回って来ました。
今回からその日に撮って来た画像を、場所ごとに分けて載せてゆこうと思います。
この記事の題名を見ての通り、ただ藤を回って来たことだけが延々と9回も続く予定です。 本人は楽しんで回って来たのでともかくとして、本人以外はすぐ飽きると思うので、その場合はまた10日くらいしたらぜひ訪問してみてください。 その頃には済んでいると思います。
今回はその日に最初に訪れた 「瀧前のフジ」 という場所です。
1
「瀧前のフジ」 があるのは川崎町(かわさきまち)の支倉(はせく)という地。 この地縁の人物と言えば支倉常長(はせくらつねなが)ですが、そのお墓がある円福寺からも近いところにありました。
以前、川崎町で行われた 「支倉常長まつり」 を見物に来たとき、手持ちの市販道路地図に 「瀧前のフジ」 なる場所が記されていたので気になっており、いつか足を運んでみたいと思っていた場所です。
どういった場所にあるのだろうか、森の中を歩くことになるだろうかと不安がありましたが、何てことはない県道119号沿いにある場所でした。 車が数台止めれそうな場所があり、説明書きのパネル、そしてトイレ。 花の季節ではなくても藤の風貌を見に来る人もきっといるでしょう。
2
田んぼ跡の横を歩くとすぐこういった場所へ。 30メートルくらいしか歩いてないでしょうか。 小さなため池があり、そばには藤棚(ふじだな)が見えました。
『 瀧前のフジ / 天然記念物(植物) / 所在地 川崎町大字支倉字瀧前18番地
この藤の木は、県内随一(国内1~2位)の古木であり、天然記念物として国の指定を受けている名木である。樹下を流れている細い渓流は、この古木存立の活力として大いに役立ち、今後の保存に大いに期待が持たれる要因となっている。
又、この渓流沿いに小さな瀧があり「滝前」の発祥の語源となっているのも奇と云わざるを得ない。 』
(現地にあった説明書きより一部を抜粋したものです。)
この画像に写っている説明書きに書いてあった事で、画像1 に写っている白いパネルも全く同じ物が書かれていました。
3
藤棚の下へ来ると藤の花の甘い匂いがしました。 意外な場所にあった藤棚トンネル。 花房は小さかったのですが、幾つも咲いていました。
奥に鳥居が見えたので 「瀧前のフジ」 を探しそちらへ進んでみました。
4
小さな鳥居をくぐるとこういった藤の木がすぐ目の前にありました。 どうやらこれが 「瀧前のフジ」 のようでした。
渦を巻くようにぐねっていて、静かな周囲とは異質の雰囲気を漂わせていました。 推定樹齢400年以上とのこと。 とても長い時間です…。
5
ぐねった藤の木をかがみながらくぐり抜けるとお宮がありました。 鳥居をくぐり、藤木をくぐり、お宮の前。 神聖な場所にいるという空気を感じました。
藤棚トンネルをくぐってからは、藤の花は見かけませんでした。
6
お宮の横に並んでいた石碑群。
7
藤木から伸びた枝の一つはお宮の裏へ回り、そこにある他の木に絡みつきながら真っ直ぐ上へ伸びていました。 こうやって自然に枝を伸ばしている藤の木をあまり見たことがなかったので、少々異様な光景に思えました。
8
お宮の前へ伸びていた枝は、絡む木を探すようにうねっていました。 その先を目でたどってみると、20メートルほど伸びた先にあったのは先ほどの藤棚トンネル。 何とこの枝先がそこで花を咲かせていたのでした。
400年以上経った今もなお花を咲かせる藤。 豪快に枝を広げる藤ではないのですが、目の前に立つと底知れる時間の深さを感じました。
10
近くに咲いていたツツジ。 今年は梅、桜、菜の花と、春からの季節の花が皆いつもより早く咲いていましたが、ツツジもそう。 咲いたツツジの花を見ていると 、「徳仙丈山(とくせんじょうざん)」 へまた行きたいなぁと思いました。
11
お宮のすぐ近くにはこんな杭がありました。 『フジ後継樹育成中/不動の泉』 との文字。
車道とは逆の更に奥へ矢印が向けてあり、少しばかり進んでみたのですが伸びたまま枯れた草木の荒れ地になったのですぐ止めました。 道脇に石をくり貫いたごく小さな水溜めがあったのですが、それが不動の泉ではないと思うので、もしかすると荒地の中をすすで行くのでしょうか…。 フジ後継樹木も辺りには見当たらず、見ることはできませんでした。
ちなみに 「瀧前のフジ」 の "瀧" がどれだろうと気になり、すぐ前の車道でバスを待っていてこの地の方であろうご夫人に尋ねてみました。 どうやら藤棚トンネル横のため池の手前にあるようで、またそこへ戻り見てみるとありました。 小さいといわれたのですがそうでした。 それが画像Top に写っているものです。 あしからず。
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[備考]
見物: 自由(無料) 車の無料駐車場: 有(2台程度) WC: 有
参考地図: 瀧前不動の藤{ちず丸}
※僕の勝手な所見です
今年(2009年)の5月中旬のことでした、宮城県南部の方面で藤の花が楽しめる場所を幾つか回って来たことがありました。
宮城県内での藤の名所と言えば、僕の知るところ子平町の藤(半子町の藤とも呼ばれる・仙台市青葉区)、古川の藤(大崎市古川の緒絶川沿い)、金蛇水神社の藤(岩沼市)といった場所があります。 どれもこのブログで書いたことがあるので、もし興味があれば是非見てみてください。 3ヵ所とも素晴らしいところです。
どうやらこういった真っ先に名の挙がる場所以外にも藤の花が楽しめる場所は色々あるようで、今年の藤の花観賞はそういった場所を散策してみたいと思い、一日中車を走らせながら回って来ました。
今回からその日に撮って来た画像を、場所ごとに分けて載せてゆこうと思います。
この記事の題名を見ての通り、ただ藤を回って来たことだけが延々と9回も続く予定です。 本人は楽しんで回って来たのでともかくとして、本人以外はすぐ飽きると思うので、その場合はまた10日くらいしたらぜひ訪問してみてください。 その頃には済んでいると思います。
今回はその日に最初に訪れた 「瀧前のフジ」 という場所です。
1
「瀧前のフジ」 があるのは川崎町(かわさきまち)の支倉(はせく)という地。 この地縁の人物と言えば支倉常長(はせくらつねなが)ですが、そのお墓がある円福寺からも近いところにありました。
以前、川崎町で行われた 「支倉常長まつり」 を見物に来たとき、手持ちの市販道路地図に 「瀧前のフジ」 なる場所が記されていたので気になっており、いつか足を運んでみたいと思っていた場所です。
どういった場所にあるのだろうか、森の中を歩くことになるだろうかと不安がありましたが、何てことはない県道119号沿いにある場所でした。 車が数台止めれそうな場所があり、説明書きのパネル、そしてトイレ。 花の季節ではなくても藤の風貌を見に来る人もきっといるでしょう。
2
田んぼ跡の横を歩くとすぐこういった場所へ。 30メートルくらいしか歩いてないでしょうか。 小さなため池があり、そばには藤棚(ふじだな)が見えました。
『 瀧前のフジ / 天然記念物(植物) / 所在地 川崎町大字支倉字瀧前18番地
この藤の木は、県内随一(国内1~2位)の古木であり、天然記念物として国の指定を受けている名木である。樹下を流れている細い渓流は、この古木存立の活力として大いに役立ち、今後の保存に大いに期待が持たれる要因となっている。
又、この渓流沿いに小さな瀧があり「滝前」の発祥の語源となっているのも奇と云わざるを得ない。 』
(現地にあった説明書きより一部を抜粋したものです。)
この画像に写っている説明書きに書いてあった事で、画像1 に写っている白いパネルも全く同じ物が書かれていました。
3
藤棚の下へ来ると藤の花の甘い匂いがしました。 意外な場所にあった藤棚トンネル。 花房は小さかったのですが、幾つも咲いていました。
奥に鳥居が見えたので 「瀧前のフジ」 を探しそちらへ進んでみました。
4
小さな鳥居をくぐるとこういった藤の木がすぐ目の前にありました。 どうやらこれが 「瀧前のフジ」 のようでした。
渦を巻くようにぐねっていて、静かな周囲とは異質の雰囲気を漂わせていました。 推定樹齢400年以上とのこと。 とても長い時間です…。
5
ぐねった藤の木をかがみながらくぐり抜けるとお宮がありました。 鳥居をくぐり、藤木をくぐり、お宮の前。 神聖な場所にいるという空気を感じました。
藤棚トンネルをくぐってからは、藤の花は見かけませんでした。
6
お宮の横に並んでいた石碑群。
7
藤木から伸びた枝の一つはお宮の裏へ回り、そこにある他の木に絡みつきながら真っ直ぐ上へ伸びていました。 こうやって自然に枝を伸ばしている藤の木をあまり見たことがなかったので、少々異様な光景に思えました。
8
お宮の前へ伸びていた枝は、絡む木を探すようにうねっていました。 その先を目でたどってみると、20メートルほど伸びた先にあったのは先ほどの藤棚トンネル。 何とこの枝先がそこで花を咲かせていたのでした。
400年以上経った今もなお花を咲かせる藤。 豪快に枝を広げる藤ではないのですが、目の前に立つと底知れる時間の深さを感じました。
10
近くに咲いていたツツジ。 今年は梅、桜、菜の花と、春からの季節の花が皆いつもより早く咲いていましたが、ツツジもそう。 咲いたツツジの花を見ていると 、「徳仙丈山(とくせんじょうざん)」 へまた行きたいなぁと思いました。
11
お宮のすぐ近くにはこんな杭がありました。 『フジ後継樹育成中/不動の泉』 との文字。
車道とは逆の更に奥へ矢印が向けてあり、少しばかり進んでみたのですが伸びたまま枯れた草木の荒れ地になったのですぐ止めました。 道脇に石をくり貫いたごく小さな水溜めがあったのですが、それが不動の泉ではないと思うので、もしかすると荒地の中をすすで行くのでしょうか…。 フジ後継樹木も辺りには見当たらず、見ることはできませんでした。
ちなみに 「瀧前のフジ」 の "瀧" がどれだろうと気になり、すぐ前の車道でバスを待っていてこの地の方であろうご夫人に尋ねてみました。 どうやら藤棚トンネル横のため池の手前にあるようで、またそこへ戻り見てみるとありました。 小さいといわれたのですがそうでした。 それが画像Top に写っているものです。 あしからず。
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[備考]
見物: 自由(無料) 車の無料駐車場: 有(2台程度) WC: 有
参考地図: 瀧前不動の藤{ちず丸}
※僕の勝手な所見です
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