【宮城県白石市】 2022年10月のこと

とある日、白石市の斎川という地名の場所を、探検気分で車で走っていたら、道端に、案内板などがいくつか設置されている場所がありました。

ここは、国道4号のすぐそばを通る、いわゆる国道の一本裏道といった道路です。

気になったから、車を止めて見てみました。



01 人剥沢人喰沢の鬼ずるす石、宮城県白石市斎川
[01] ここが案内板などがいくつか設置されていた場所。 裏道なんだけど、たまーに車が通ります。

こんなところに、いったい何でしょうね。

案内板、道しるべ、表示の柱があるけど、見るとどれも「鬼ずるす石」と書いてありました。 「鬼ずるす石」とは?

名前を見たかんじだと、きっと「鬼」に関係のある「石」なんだろうけど、「ずるす」って何? 初めて聞く言葉です。



02 人剥沢人喰沢の鬼ずるす石、宮城県白石市斎川
[02]
案内板より
鬼ずるす石
 岩倉山はその名の如く至るところに岩の露出が見られるが、その岩の一つに別の岩が重なっていて、人の力で容易にガタガタと動かすことができる。さながら大きな石臼のように。
 昔、坂上田村麻呂の時代、この附近の岩窟に鬼形の者が住んでいて、人民や旅人をとらえてはこの石臼に入れ、ひき裂いて喰らったという伝説があって鬼ずるす石の名がある。
 又、鬼が人を剥いだ沢を人剥沢、あるいわ人喰沢と今も呼んでいる。
 鬼は最後に蝦夷征伐のため下向した田村麻呂将軍によって退治されたという。

案内板を読んだところ、どうやら「鬼ずるす石」というのは、“鬼が人を喰うのに使っていた石臼だという伝説のある石” というものみたいです。

しかしながら、「ずるす」は未だ分からず…。



03 人剥沢人喰沢の鬼ずるす石、宮城県白石市斎川
[03] どんなものなのか、「鬼ずるす石」を見てみたい! そう思ったところで、こんな「注意」の貼り紙みたいなものを見つけました。

車に長靴を積んでいたので、履き替え、「鬼ずるす石」へ向かってみることにしました。



04 人剥沢人喰沢の鬼ずるす石、宮城県白石市斎川
[04] 案内板などがあった場所から数メートル離れたところで、道路沿いに「鬼ずるす石」へ行くであろう道しるべのある道がありました。

少し入ってみたんだけど、草ぼうぼうで歩けませんでした…。

何歩か入ったところで、はじめは草が茂っていて全然気づかなかったんだけど、道のすぐ横は急にドスンと落ちていて、落差が2mくらいありそうでした。

草の下に地面があるところとないところの境が分からなくて、なんか地面が柔らかいぞ、と思って踏み込むのを一瞬とどまったから助かったけど、もしそのまま踏み込んでいたら、道脇の下にドスンと落ちていたと思います(汗)

これは非常に危なかった。

といったことがあったので、行くのをすぐにやめました。 とりあえず、草ぼうぼうの状態で行くのは危険。

さっきの貼り紙みたいなものには「只今整備中」と書いてあったから、それに期待し、また今度訪れた時は危なくないようになっていること願うことにしました。



05 人剥沢人喰沢の鬼ずるす石、宮城県白石市斎川
[05] 少し遠くを見たら、「鬼ずるす石」へ行く道だろうか、所々に道しるべらしきものが見えました。 あれを辿って行けば「鬼ずるす石」へ行けるのかな。

───もしいつか「鬼ずるす石」へ行くことがあったら、その時は、またブログに書きます。

見に行った時は、たぶん嬉しくなって、Twitterには即ツイートすると思います(笑)。 お楽しみに。



06 人剥沢人喰沢の鬼ずるす石、宮城県白石市斎川
[06] 案内板などがあった道路では、道端にヒガンバナが咲いていました。



[現地情報] 「鬼ずるす石」の案内板 / 場所:宮城県白石市斎川舘山
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