【宮城県七ヶ浜町】
<2021年の夏の間に七ヶ浜町で行った場所のことを続けて書いています。 画像も2021年に撮ったものです。>

夏の七ヶ浜町ドライブ(タグ)


の「湊浜薬師堂(みなとはまやくしどう)」の堂内には、「薬師坐像(やくしざぞう)」と呼ばれる磨崖仏(まがいぶつ)があるそうです。

磨崖仏というのは、その地の岩盤に直接彫られている石仏のこと。

あとで案内板の画像をのせますが、ここの「薬師坐像」は、小さな洞窟みたいな場所の内壁に直接彫られた石仏があるようです。

7体あったもののうち、4体が現存しているということです。

地にある案内板に、「薬師坐像保護のため覆屋内の公開は通常は行っておりません」と書いてあるように、実物を拝観することはできません。

僕がここを訪れるのは3度目くらいなんだけど、実物は一度も見たことがありません。

いつも外から拝殿を見たり、横に回って洞窟の入口を覆っている覆屋を外から見たりしているだけ…。

できれば1度だけでも見てみたいなあ…。

あ僕が見たところで石仏の詳しいことなんて、なんにも分からないんですけどね(汗)。

嬉しくなって、またこのブログに書くくらいなもんです(笑)。



は、「湊浜薬師堂」にある「薬師坐像」のレプリカを見られる場所があります!

僕も一度行ったことがあるんですが、ここから車で3分くらい行ったところにある「七ヶ浜町歴史資料館」という場所です。
七ヶ浜町歴史資料館

展示のひとつに1/2サイズの「薬師坐像 復元模型」というのがあります。 どんな「薬師坐像」なのかは、それを見るのが一番わかりやすいので、興味のある方にはオススメ。

2015年に「七ヶ浜町歴史資料館」に行った時は入館無料でした。 現在の情報は調べていないのでわかりません。 あしからず。



01 港浜薬師堂薬師坐像、磨崖仏、宮城県七ヶ浜町
[01] 「湊浜薬師堂」


02 港浜薬師堂薬師坐像、磨崖仏、宮城県七ヶ浜町
[02] 現地案内板の写真
港浜薬師堂・薬師坐像・榧の木
湊浜薬師堂は湊浜・松ヶ浜・菖蒲田浜地区の鎮守として長年信仰を集めてきました。
本尊は洞窟内に彫られた7体の薬師坐像(磨崖仏)で、4体が現存しています。仙台市宮城野区岩切(東光寺)、利府町菅谷(道安寺)の薬師坐像ととも宮城郡内三薬師の一つに数えられます。慈覚大師(円仁)作の伝承がありますが、彫の特徴から平安時代後半から鎌倉時代初期のものと考えられます。
一部に赤色や黒色の顔料が残っており、当初は彩色が施されていたことが分かります。
手前の拝殿は江戸時代中頃に建てられたもので、『薬師堂』の懸額は江戸時代の書道家佐々木文山の揮毫(きごう)です。また境内の北東側には慈覚大師(円仁)のお手植えの伝承がある榧(かや)の大木があります。
(現地案内板より)



03 港浜薬師堂薬師坐像、磨崖仏、宮城県七ヶ浜町
[03] 拝殿の後ろに連なって建っていて洞窟の入口を覆っている覆屋(おおいや)と呼ばれる建物です。

あのへんが洞窟になっていて、「薬師坐像」があるようです。




ちなみに、僕が行ったことがある"宮城県内の磨崖仏の場所"を、ここに書いておきます。 けっこうあるんですよ。

まだブログに書いていない場所もあります。 それと、僕はただの探索好きなので、他にもあるかどうかは全然分かりません。

仙台市宮城野区/東光寺
大和町/報恩寺の波打薬師
  ⇒ 報恩寺 波打薬師(窟薬師磨崖仏)
  ⇒ 大和町で見かけた穴薬師磨崖仏という場所
利府町/菅谷の窟薬師
  ⇒ 菅谷の穴薬師
柴田町/富沢磨崖仏群
  ⇒ 富沢磨崖佛群
亘理町/田沢磨崖仏
  ⇒ 田沢磨崖仏へ



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